みずほリース株式会社は、旭タンカー株式会社との間で、タンカーとしては世界初となるゼロエミッションEVタンカー「あさひ」に係るセール&リースバック契約を締結。2022年3月30日にみずほリースが本船所有者となり、同社へのリース(裸傭船)を開始しました。
「あさひ」は、株式会社e5ラボが企画、興亜産業株式会社が建造、2022年3月30日に竣工した大容量リチウムイオン電池を動力源とするピュアバッテリータンカー。2022年4月より舶用燃料供給船として東京湾内に就航します。
あさひは基幹エネルギーシステムを完全電化することで、本船から排出されるCO2、NOx、SOx、煤煙等のゼロエミッション化を達成し環境負荷を大幅に低減するとともに、騒音や振動を抑えることで乗組員の労働環境と港湾周辺環境に配慮した船舶となります。
加えて、本船は「緊急時給電用洋上大容量バッテリー」として、船内のバッテリーに貯めた一般的な電気自動車約100台分相当の電気を非常用電源として陸上で活用可能。大規模災害時におけるBCP(事業継続計画)対策や地域LCP(生活継続計画)の貢献につながる新たな役割も担います。