Foxconnがオハイオ州にあるLordstown MotorsのEV工場を買収し北米地域のEV製造を担う

  • Lordstown Motorsと製品開発のための製造および合弁契約を締結。
  • より優秀な従業員を獲得し、より多くのEV OEM顧客をターゲットとする

2022年5月12日、世界最大のテクノロジー製造・サービスプロバイダーであるFoxconn(鴻海科技集団)と、商用フリート市場に焦点を当てた電気小型トラックのOEMであるLordstown Motors社(LMC)は、製造委託契約および製品開発の合弁契約締結を発表しました。

2021年11月11日に既に開示したとおり、FoxconnとLordstown Motorsは、オハイオ州ロードスタウンにあるLMCの生産工場に関して資産譲渡契約(APA)を締結しています。取引と資産譲渡は進行中であり、規制当局の承認を受けています。2022年5月12日にFoxconnは施設購入の完了を発表したことにより、今後、オハイオ州はFoxconnの北米における重要な電気自動車生産拠点となります。

施設譲渡完了後、LMCの熟練した優秀な従業員約400人がFoxconnの雇用に移行する予定です。Foxconnは、様々な自動車メーカーと協力することで、北米の従業員に電気自動車分野でのキャリアパスを開発するための刺激的でやりがいのある機会を提供します。

今回の製造委託契約および製品開発のための合弁契約の締結は、Foxconnにとって重要なマイルストーンとなります。Foxconnは、この新しい合弁会社に5500万ドルを出資し、55%の株式を保有します。合弁契約によると、FoxconnとLMCは、モビリティ・イン・ハーモニー(MIH)オープンEVプラットフォームを使用して、世界の商用車市場向けに車両プログラムを共同設計・開発します。専門知識の共有とリソースの統合により、両者はサプライチェーンのOEMが効果的かつ効率的にTime to MarketとTime to Costを短縮し、スケールメリットを実現できるよう支援することができるようになります。

電子機器製造のハードウェア・ソフトウェア統合と生産管理の専門知識を持つFoxconnは、Lordstown Motorsチームの自動車製造経験を活用し、電気ピックアップトラック「Endurance」の量産を実現する予定です。Foxconnとロードスタウンの協力は、新興の電子自動車メーカーと情報通信サービス企業の共同努力の典型的な例となります。

またこの工場を使って、アメリカの新興EVメーカーFiskerの「Fisker PEAR」が生産されることも、Fiskerからも発表されています。

Foxconnについて

1974年に台湾で設立されたFoxconn/鴻海(ホンハイ)科技集団は、世界最大の電子機器メーカーです。また、技術的なソリューションを提供するリーディングカンパニーでもあり、ソフトウェアとハードウェアの専門知識を活用して、独自の製造システムと新技術を継続的に統合しています。Foxconnは、電気自動車、デジタルヘルス、ロボティクス、そして長期的な成長戦略の鍵となる3つのキーテクノロジー(新世代通信技術、AI、半導体)の開発にその能力を拡大しています。

Foxconnは、世界有数のテクノロジー企業を含む顧客の価値創造を最大化することに加え、製造プロセスにおける環境の持続可能性を唱え、グローバル企業のベストプラクティスモデルとしての役割を果たすことに尽力しています。

詳細については、www.honhai.com をご覧ください。

Lordstown Motorsについて

Lordstown Motorsは、高品質の小型商用車を開発する電気自動車(EV)のイノベーターであり、オハイオ州ロードタウン工場で発売される最初の車両として、エンデュランスの全電気ピックアップトラックがあります。ロードスタウン・モーターズは、ミシガン州ファーミントン・ヒルズとカリフォルニア州アーバインにエンジニアリング、研究開発施設を有しています。詳細については、www.lordstownmotors.com をご覧ください。

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