- HERE ISA Mapは新鮮で正確な制限速度情報を提供し、全世界を包括的にカバーしている
- 主要自動車メーカー上位10社のうち9社とそのサブブランド12社が欧州連合(EU)のコンプライアンスを満たすためにHERE ISA Mapを選択、2022年7月までにEU内の新車の乗用車および商用車に、2024年7月までにすべての新規登録車にISA機能が搭載される
位置情報およびテクノロジープラットフォームのリーディングカンパニーであるHERE Technologiesは、2022年6月7日(火)にミシガン州デトロイトで開催されたInforma Tech Awardsにおいて、Advanced Driver Assistance Systems (ADAS) & Autonomous Product/Service of the Year Awardを獲得しました。この賞は、位置情報と制限速度情報を運転支援システムに直接提供し、運転効率と安全性を向上させるHERE Intelligent Speed Assistance (ISA) ソリューションを評価するものです。
ISAマップは、ドライバーが走行中の道路の制限速度を知らせ、制限速度を超えている場合は警告し、制限速度超過を防ぐようにプログラムすることも可能です。
前方車載カメラを搭載した車両は制限速度標識を検知することができますが、組み込まれたHERE ISA Mapは制限速度情報をElectronic Horizonシステムに提供し、車両センサーの視線の先にある制限速度情報をドライバーに提供します。また、ISA Mapは、制限速度の標識の有無や、天候などによる標識の視認性にかかわらず、正確な制限速度情報を提供します。
HEREのシニアディレクターでアメリカ自動車産業営業部長のジョエル・ブラッシュは、「正確な制限速度情報をこのADASソリューションの中心に据えることで、ドライバーに常に重要な速度情報を視線の先に提供することができます。HERE ISA Mapは、この重要な安全機能を展開しようとしているOEMに、規模、柔軟性、コスト削減を提供します」と述べています。
HEREは現在、EUのトップ10 OEMのうち9社とそのサブブランド12社と協力して、2022年7月までにEUの新型乗用車および商用車にISA機能を搭載し、2024年7月までにすべての新規登録車に搭載するなど、コンプライアンスに対応しています。また、ISAマップは、ナビゲーション機能がない車両でも、すべての車両にISAの実装を可能にするデータセットを提供します。
「ISAは、欧州のすべての新車に運転支援を搭載する重要なADAS機能です。消費者の信頼を得る上で、自動運転への進化における次のステップとなります」と、HEREのプロダクトマネジメント担当ディレクターであるフィリップ・フーベルトゥスは述べています。「この情報は、アダプティブクルーズコントロールのような他の重要な機能や速度制御機能にも使用することができ、ドライバーは前方に集中することができます」とも話しています。
HERE Technologiesについて
HEREは、位置情報とテクノロジーのプラットフォームとして、位置情報の力を活用し、人々、企業、都市を前進させています。オープンプラットフォームを活用することで、都市のインフラ管理や企業の資産最適化の支援から、ドライバーの安全な目的地までの誘導まで、お客様がより良い結果を達成できるよう支援します。HEREについての詳細は、www.here.com および http://360.here.com をご覧ください。