先日、Honda eの車内でFire Stick TVを見ようと思ったものの、テザリング用のスマートフォンを持参するのを忘れていたことに気がつきました。
テザリング用のスマートフォンは使い放題プランで契約しており、テザリングも大容量で使えるため、Honda e車内の通信も、このスマートフォンで行っていたのでした。
「困った」とは思いつつ、一旦はFire Stick TVを見るのを諦めかけましたが、せっかくなので、Honda eに標準搭載されている「車内Wi-Fi機能」を初めて使ってみることにしました。
Honda eはLTE通信モジュールが備え付けられているようで、タッチパネルからデータ容量を購入し、車内にWi-Fiの電波を飛ばすことが可能です。これまでスマートフォンのテザリングをメインに使っていたので、試したことはなかったのですが、スマートフォンがないので仕方ありませせん。車内Wi-Fiを使った方が、スマートフォンのテザリングよりも便利なのは承知していましたが、やはり「使い放題プランをとことん使いこなしたい」という貧乏根性がは働き、なかなか車内Wi-Fiをオンにする気にはならないのでした。
Honda eの車内Wi-Fi機能はタッチパネルでメニュー画面を選んでいき、まずは「ご購入画面」から、データ容量を選択します。
プランとしては
- 1GBパック 0円(体験購入プラン)
- 2GBパック 600円
- 3GBパック 900円
- 5GBパック 1500円
となっており、有効期間は7月末まで利用可能でした。
まずは体験購入プランで1GBを選んでも良かったのですが、これから1時間以上、車内で動画を見るつもりでしたので、迷いに迷って5GBパックを購入しました。決済は、あらかじめホンダが提供するHonda Total Care プレミアムというサービスに入っていたので、そこに紐付いているクレジットカードから引き落とされるようになります。Honda Total Care プレミアムではほかに、
緊急サポートセンター、リモート操作、ALSOK駆けつけサービス、デジタルキーなどの有料サービスがあります。自動車メーカーとしても、単にクルマを売るだけでなく、いかにサブスクリプションサービスを提供し、継続的に稼いでいくか、というビジネスモデルを構築しているようです。
車内Wi-Fiの画面から「ON」に切り替えることで、車内にWi-Fiの電波が飛び、使えるようになりました。
ちなみに、Wi-Fiに接続できる台数は最大6デバイスまで。スピードテストアプリを試したところ、下り50~80Mbps、上り10Mbpsといった感じ。通常、動画を見る程度であれば問題ない速度です。ちなみに回線はソフトバンクのようです。
1GBあたり300円というのは、オンライン専用プラン「povo」が提供しているのと一緒。LINEMOなどでも3GB990円で提供していることを考えると、それらと同等レベルと言っていいでしょう。
値段的には納得感があるものの、できれば「使い放題プラン」のようなものを提供してくれるとありがたいのですが。
NTTドコモが提供している車内用Wi-Fiルーターでは、1日550円、30日間1650円、365日1万3200円で使い放題なプランが存在します。
ホンダには是非ともこういった「使い放題」で安心してネットを使えるプランを提供して欲しいものです。