Honda eに乗っていて、常に頭の中にあるのが「充電、大丈夫かな」という不安です。自宅の駐車スペースには200Vのコンセントを新設したので、家から出発するときは90%からスタートしています。
ちなみに100%まで充電するとバッテリーによくなさそうというイメージから、あえて90%までしか充電しないようにしています。最新のスマートフォンにはバッテリーを痛めないようにするため、「いたわり充電」的な機能を設けているメーカーが多く、夜、就寝時に充電を始めると、翌朝、起きそうなタイミング、ちょうどに100%になるようなコントロールがされていたります。
Honda eにはそういった機能があるのか、よくわからなかったので、とりあえず「100%まではあんまり充電しない」という超アナログ的な対応になっています。
旅行など、遠方に出かけるときに重宝しているのが「EVSmart」というアプリです。ウェブ版で充電スタンド検索が提供されているのですが、やはり普段からスマートフォンを持ち歩いているということで、なんだかんだでアプリ版を重宝して使っています。
出先で周辺にある充電スポットを探したい、また、今度、旅行に行くので、あらかじめ充電スポットを探したいと言うときに重宝しています。
現在地や目的地で検索できるのですが、地図上には急速充電器なら黄色の稲妻マーク、普通充電器なら緑色の稲妻マークがついているのでわかりやすいです。
また、三菱自動車販売店は赤、日産自動車販売店は緑、ファミリーマートは緑、有料道路のサービスエリア、パーキングエリアは深緑にもなっています。
地図上には急速充電のみの表示やディーラーを選んで表示する切り替えスイッチもあります。
「急いでいるから普通充電器の情報はいらない」「他のディーラーは入りにくいから、表示しなくていい」という時に便利です。
充電スポットの情報としては、充電器の種類(CHAdeMOの何kWやテスラが何台あるか、など)、営業時間、料金はもちろんのこと、「使えなかった」「使えた」という、ワンタッチでレポートできる機能があります。
実際、電気自動車の充電スポットが故障していて、長年、使えないところがあったり、メンテナンスで使えないというところが結構あります。数日前、数週間前、数ヶ月前にちゃんと使えたのか記録が残っているので、訪問する前に確認することができます。
もちろん、システムで勝手にログが記録されるものではなく、このアプリを使っているユーザーが実際に充電できたと確認して、アプリから「使えたよ」という報告をワンタッチで送っています。もし、このアプリを使い始めたら、積極的に報告していきましょう。
「使えたよ」のワンタッチ報告だけでなく、利用者の口コミを書き込み、写真をアップすることも可能です。
サービスエリアなど、だだっ広い駐車場にある充電スポットだと、走りながら探すだけでも苦労したりするのですが、利用者の口コミにある写真をあらかじめチェックしておくと、どんなかたちでどんな場所にあるのかが把握できるので安心です。
「道の駅」にある充電スポットだと「管理室の受付で充電スポットのカギをもらう必要がある」といった細かい情報も口コミでレポートされているので、本当に頼りになるのです。
ちなみに筆者は、Honda eを購入した直後、家の近くにある「城南島海浜公園」に家族で遊びにいったところ、CHAdeMO急速充電、50kWが2台、ケーブル付き普通充電が8台も並んでいるにも関わらず、EVSmartアプリに掲載されていないことに気がつきました。
実はここの充電スポットは駐車料金さえ支払えば(最初の1時間300円。以後、30分毎に100円)、充電料金は無料だったりします。かなりの隠れ家充電スポットで、教えるのがちょっともったいないかと一瞬、思いましたが、せっかくなんで、EVSmartに登録をしたところ、すぐに情報が公開されました。
普段、お世話になっているアプリだっただけに、自分でもちょっとだけ貢献できたようで、かなり嬉しくなりました。
充電スポットを検索できるアプリはほかにも「GoGoEV」、さらにはYahoo!Mapも、2022年4月27日から「EV充電スポットマップ」機能を提供し始めました。
いろいろ試して、自分にあったアプリを見つけるといいでしょう。